MicroStation PowerDraftマクロの使い方 その13

今回はマクロを使うときに困ったこと

への対処の備忘録です。

自分の環境で作ったmvbaを別の環境で

使うにはmvbaファイルを別の環境の

mvbaが格納されているフォルダにコピーすれば

マクロを呼び出すことができるようになります。

mvbaが格納されているフォルダはデフォルトでは

C:\ProgramData\Bentley\PowerDraft V8i\WorkSpace\Projects\untitled\vba

になっていてそこにあるファイルを更新してやれば

大体は問題なく更新したファイルを呼び出すことができます。

ところが、まれに上記フォルダにファイルをコピーしても

古いバージョンのmvbaファイルが呼ばれることがありました。

原因はvbaディレクトリを検索するディレクトリに定義されている

別のディレクトリに同名の古いmvbaファイルが

存在していたためでした。

これを解決するにはVBAプロジェクトを検索するディレクトリを

調べる必要があります。

MicroStationのメニューバーの[作業環境]→[構成]を選択して

[構成:ユーザー]ダイアログを表示します。

WS000019

[構成:ユーザー]ダイアログ左のカテゴリから

[Visual Basic for Applications]を選択します。

[Visual Basic for Applications設定]の

[VBAプロジェクトを検索するディレクトリ]を選択して

構成変数の定義内容を見るとディレクトリがいくつか

存在するのでその中から不要なディレクトリを削除するか

ディレクトリを確認して古いmvbaファイルを別の場所に退避させれば

更新したファイルを呼び出すことができるようになります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。