QGISでPythonプラグインを作成する

QGISとは、フリーで使えるGISソフトです。
QGISはPythonを使って追加機能を実装できます。今回はQGISの説明は割愛させていただいて、
QGISプラグインを作ってみたいといった人向けの内容です。

 

では、QGISにプラグインを作成・追加するまでの流れです。
プラグイン作成に必要なファイルは
    1. __init__.py
    2. plugin.py
最小限のファイルだとこの二つです。
2.0以上の場合は、
metadat.txtが必要になります。

1.__init__.py

このファイルでは
プラグインで実行するクラスとプラグインの情報を設定できます。
・プラグイン名
・プラグイン説明
・プラグインのバージョン
・対応のQGISバージョン
・作成者
・アイコン
などを設定できます。
2.0以降ではプラグイン情報の設定は
metadate.txtで行います。
プラグインを2.0以前と以降両方を対応させる場合は
__init__とmetadata二つを用意し
プラグイン情報を両方に記載する必要があります。
__init__.py
# -*- coding: utf-8 -*-
def name():
    return "plugin name"

def description():
    return "plugin's datils"

def version():
    return "1.0"

def qgisMinimumVersion():
    return "1.7"

def authorName():
    return "create user name"

def icon():
    return "icon/qgis-icon.png"

def classFactory(iface):
    from plugin import plugin
    return plugin(iface)
metadata.txt
[general]
 name=plugin Temple
 description=plugin's datils
 version=1.0
 qgisMinimumVersion=1.7
 author=create user name
 icon=icon/qgis-icon.png

2.plugin.py

このファイルでは、プラグインで行う処理を書きます。
initGui()とunload()は
それぞれプラグインのload時・unload時に実行されます。
今回は追加のみなので、中身は空にしておきます。
__init__.py
# -*- coding: utf-8 -*-
class plugin(object):
    def __init__(self, iface):
        self.iface = iface(self)

    def initGui(self):
        pass

    def unload(self):
        pass

3.プラグインの追加

1.__init__.py
2.plugin.py
3.metadata.txt
以上の2・3つのファイルを入れたフォルダを作成し
下記のどちらからのフォルダの中に入れます。
すべてのユーザーで使用する場合
C:\OSGeo4W64\apps\qgis\python\plugins
ユーザー個人で使用する場合
C:\Users\ユーザー名\.qgis2\python\plugins
フォルダを入れると、
メニューバーの「プラグイン」の「プラグイン管理」の中に表示されます。
チェックボックスにチェックして、閉じればプラグインの追加ができます。
plugininstall

これでプラグインは追加されます。

もちろんこれだけでは何も動きません。
今後、便利な機能など実装する方法など追加していく予定です。

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