今年もありましたね。大人のピタゴラスイッチ。
そして地図周りではよく見るボロノイ図が取り上げられていました。ということで、今日はQGIS(2.14.10)でボロノイ図を作ってみましょう。
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ボロノイ図ってなに?という疑問に対する解説は良いものが多数存在するので、さくさくと手順を追っていきます。
まずは母点用のレイヤを作成を。[レイヤ]>[レイヤの作成]>[新規シェープファイルレイヤ]をクリックして…
タイプを「点」としてOKをクリックします。ここではCRSは平面直角座標系にしています。
シェープファイル名をpointsとして、幾つか地物を追加したのが次の状態です。
ここから、[ベクタ]>[ジオメトリツール]>[ボロノイポリゴン]をクリックして…
ポリゴンの出力シェープファイルを指定してOKをクリックします。
と、下のようにボロノイポリゴンの出来上がりです。簡単ですね。作成直後はポリゴンがポイントの上側に表示されてしまうため、ポリゴンのレイヤを下側に移動しています。
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上の例では隅の方にある母点がポリゴンの線上に位置していてあまりボロノイ図っぽくありません。ボロノイポリゴン生成時に[バッファ領域]を指定すると改善する、はず、なのですが、残念ながら現時点ではバッファ領域を指定するとちょっとおかしなポリゴンが生成されてしまいます。こんな風に。
茶色のポリゴンがバッファ領域を指定して作成したポリゴン、上に元々のバッファ無しで生成したボロノイポリゴンを透過して重ねていますが、ちょっと、ずれていますね…。
これ(執筆時点ではReopend)で修正されるとよいのですが、腕に覚えのある方は挑戦してみては如何でしょう!?