測量士試験の過去問題を解くシリーズ、令和2年度試験版の第4回です。
以下、「国土地理院」サイトの 令和2年11月22日の問題を引用して解説して行きます。
〔No.13〕
水準点AからEまで水準測量を行い,表13の観測結果を得た。1 kmあたりの観測の標準偏差は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。
正解は2です。
公共測量作業規定の準則 付録6 計算式集より
m0を求めていきます。
まず観測の標準偏差を求めるための準備として表を作成します。表を作成することで途中経過が残り、計算ミスに気が付きやすくなります。
表の結果を水準測量観測の標準偏差を求める公式に当てはめると
よって0.54mmの2が答えになります。