MicroStation PowerDraftマクロの使い方 その6

MicroStation PowerDraftマクロの6回目です。

今回はテキスト要素の作成方法をご紹介します。

テキスト要素を作成する関数は1つだけです。

CreateTextElement1(Template, Text, Origin, Rotation)

Template: Element型 要素テンプレートを指定します。
Text: String型 要素の文字列を指定します。
Origin: Point3d型 要素の原点(配置基準点)を指定します。
Rotation: Matrix3d型 要素の回転を指定します。

 

では関数を使ってテキスト要素を作成してみましょう。

「テキスト」という文字列のテキスト要素を座標(10, 10, 0)に配置します。

コードは下記のようになります。

Dim eleText As TextElement
Dim strText As String
Dim p3dOrigin As Point3d
 
strText = "テキスト"
 
p3dOrigin = Point3dFromXYZ(10, 10, 0)
 
Set eleText = CreateTextElement1(Nothing, strText, p3dOrigin, Matrix3dIdentity)
Call eleText.Redraw(msdDrawingModeNormal)
Call ActiveModelReference.AddElement(eleText)

上記のコードを実行すると下図に示すようにデザイン上に要素が表示されます。

WS000005

 

生成するテキスト要素の配置基準点やフォントなどはアクティブの設定が反映されます。

コード上でテキスト要素の配置基準点やフォントなどを変更する場合は

TextElement.TextStyleに各種プロパティがあるので任意の設定を行います。

次回はセル要素の作成方法についてご紹介します。

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