MicroStation PowerDraftマクロの17回目です。
今回はデザインファイルの参照に関する
マクロについて取り上げます。
まずは、デザインファイルに別ファイルを参照として
追加するコードです。
以下のようになります。
Call ActiveModelReference.Attachments.Add( _ strFileSpecification, strModelName, _ strLogicalName, strDescription, _ p3dMasterOrigin, p3dReferenceOrigin)
strFileSpecification: ファイル名
strModelName: アタッチするモデルの名前
strLogicalName: アタッチメントに対する論理名
strDescription: 注記
p3dMasterOrigin: アタッチメントを含むモデル内の点。主単位で指定
p3dReferenceOrigin: アタッチされるモデル内の点。UORで指定
次に、参照しているファイルの情報を取得します。
アクティブなモデルに追加されている参照ファイルの数は
以下のコードで取得出来ます。
ActiveModelReference.Attachments.Count
これを使って参照しているファイルの名前を取得します。
Dim i As Long Dim lngAttatchmentCount As Long lngAttatchmentCount = ActiveModelReference.Attachments.Count For i = 1 To lngAttatchmentCount ActiveModelReference.Attachments(i).AttachName Next
例では参照ファイルの名前を取得しましたが、
ActiveModelReference.Attatchments(i)
からファイル名以外の参照ファイルの情報も
取得することができます。
今回まで17回に渡ってお届けしてきた
MicroStation PowerDraftマクロですが
今回をもって終了です。
一通りのマクロ機能について紹介しましたので、
入力の効率化や処理の自動化のお役に立てば幸いです。