今回はマクロを使うときに困ったこと
への対処の備忘録です。
自分の環境で作ったmvbaを別の環境で
使うにはmvbaファイルを別の環境の
mvbaが格納されているフォルダにコピーすれば
マクロを呼び出すことができるようになります。
mvbaが格納されているフォルダはデフォルトでは
C:\ProgramData\Bentley\PowerDraft V8i\WorkSpace\Projects\untitled\vba
になっていてそこにあるファイルを更新してやれば
大体は問題なく更新したファイルを呼び出すことができます。
ところが、まれに上記フォルダにファイルをコピーしても
古いバージョンのmvbaファイルが呼ばれることがありました。
原因はvbaディレクトリを検索するディレクトリに定義されている
別のディレクトリに同名の古いmvbaファイルが
存在していたためでした。
これを解決するにはVBAプロジェクトを検索するディレクトリを
調べる必要があります。
MicroStationのメニューバーの[作業環境]→[構成]を選択して
[構成:ユーザー]ダイアログを表示します。
[構成:ユーザー]ダイアログ左のカテゴリから
[Visual Basic for Applications]を選択します。
[Visual Basic for Applications設定]の
[VBAプロジェクトを検索するディレクトリ]を選択して
構成変数の定義内容を見るとディレクトリがいくつか
存在するのでその中から不要なディレクトリを削除するか
ディレクトリを確認して古いmvbaファイルを別の場所に退避させれば
更新したファイルを呼び出すことができるようになります。