オープンソースWebGISを構築してみよう その4

今回は自前で地図を準備する手法の説明として
個人用途には問題なく使える
基盤地図情報ダウンロードサービスを利用して
背景ファイルを作成しようと思います。

まずは基盤地図情報ダウンロードサービスにアクセスします。
ここで初回利用の際にはユーザ登録が必要です。
新規利用ボタンを押してユーザ登録してください。

ログイン状態になるとダウンロードする地図の種類を選択できます。
今回はお試しとして縮尺レベル25000のJPGIS形式を選択します。

するとどの地図データをダウンロードするかを
都道府県別・種類別に選択する画面が出るので、
兵庫県の「行政区画の境界線…」を選択してください。

「選択して次へ」を押すと選択したファイルリストが表示されますので
ダウンロードボタンを押してデータをダウンロードしてください。

これで地図データの入手は完了です。

しかしms4wの中に入ってるGISエンジンのMapServerは
基盤地図情報のJPGIS形式には対応できていないため
ESRI Shape形式に変換します。

この作業にはwindowsでしか動かない変換ソフトを利用する必要があります。

まず先ほどの基盤地図情報ダウンロードサービス
下の方にある「基盤地図情報ビューア」をダウンロードします。
これを解凍・インストールし実行します。

また合わせて 基盤地図情報のダウンロードファイルも解凍しておきます。

実行したビューア上で
ファイル→新規プロジェクトの作成
→読み込むファイルの「追加」
→ダウンロードした基盤地図情報のXMLファイルを選択
→OK押下
この手順を踏むと地図ファイルの読み込みが開始されます。

※ここで広範囲あるいは大量のデータの場合は読み込み時間が膨らみます。

読み込みが終わった後は変換を行います。

まずエクスポート→エクスポートを選択します。
最初に「変換種別」をshapeに設定します。
つぎに平面直角座標系にチェックを付けて系番号5を選択します。
変換するデータ種別としてすべてを選択し、領域として全体を選択します。
最後にファイルの保存先を選択してOKボタンを押すと、
データ変換が開始されます。

※データ量が多い場合はその分変換時間もPCの余力も使うので十分にご注意ください。

以上で背景データの準備完了となります。

次回はこの準備したデータをMapServerで表示するための手順の紹介となります。

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