今回は開発に関係ないvrtファイルについて触れていきます。
VRTは仮想的なレイヤを定義するXML形式のデータフォーマットです。
QGISでの利用例として、下記になります。
1.レイヤの結合
2.地物数が多いレイヤに地物数を指定
他にもあると思いますが、二つを軽く触ったことがあるので、その場合の書き方について触れていきます。
参考サイト
GeoPackage で ポータブル OSM
Virtual Format
QGISでは、レイヤ数が多くなった場合処理が重くなり、動作してくれません。(QGIS2.4あたり)
そのためVRTで仮想的に、レイヤを一つにまとめました。
この時は、QGISにある”ラスタ->仮想ラスタの構築(カタログ)”からvrtを作成しました。
QGISでの作成は、新設設計なのでディレクトリとファイルを選択するだけで、簡単にできます。
shpを結合する書き方を軽く触れていきます。
基本的に一番上にはOGRVRTDataSourceが来ます。
次に結合する場合には,
この中に結合するレイヤを入れていきます。
意味としては、DBなどでのテーブル名を記載する枠だと思われます。
参考の記事では、geopackageを指定していますので、table名が記載されています。
等高線.TAB 2000 等高隠.TAB 2000
一つのレイヤの地物数を決定する場合は以下のようになります。
vrtに地物数を入力することで、地物数のカウントをQGISがやる必要がなくなるので読み込みが早くなります。
QGIS2.14.13では、地物数を固定し読み込んだあと”地物数の表示”のチェックを入れた所地物の描画がされなくなったので、使用には一考必要なようです。
rosen_kukan.shp 4000