QGISのバージョンアップで追加されて
個人的に便利な機能と前と変わった点を紹介していきます。
2.10以前で追加されている機能も含まれています。
1.レイヤツリーに追加されたアクションボタン
2.8までレイヤの操作をするなら、プロパティ画面やメニューバー右クリックメニューなどを使わなければいけませんでした。
複数のレイヤに動作を実行する場合はメニューバーか右クリックメニューですね。
ですが、2.10になりレイヤツリーにアクションが追加されて、操作が簡略化されました。
ボタンとして追加されたものは以下です。
1.グループの追加 2.表示の切り替え 3.凡例のオンオフ 4.グループの展開 5.レイヤ・グループの削除
普段よくつかっているものは、削除とグループの追加です。
表示の切り替えの中のプリセットの設定で、レイヤの表示パターンを記憶しておけます。
他のプロジェクトであるレイヤを別のプロジェクトでも使いたいときに使う機能です。
qlrではスタイル情報だけではなく、プロバイダの地物フィルタなども保存してくれます。
理解としては、簡易なプロジェトファイルが一番わかり易いと思います。
ドラックアンドドラップでQGISにレイヤを追加することができます。
2.4では既にありましたが、グループの情報まではもってくることができませんでしたが
2.10ではグループの構造すら保存してくれるようになっています。
残念ながら以前のバージョンとの互換性はないので気をつけましょう。
付け加えるなら、スタイルの情報も互換性はありません。
2.8までは大丈夫だと思いますが、それ以前のバージョンとの互換性は期待できません。
3.スクラッチレイヤの追加
スクラッチレイヤとはmemoryレイヤのことです。
元々プラグインなどで作成したりするQGISの起動中のみのレイヤでした。
それがGUI操作で簡単に作れるようになってりました。
shpファイルレイヤの作成するより手軽にレイヤを作成できるようになりました。
座標系とジオメトリの種類を選択するだけで作成できます。
再度みたくなった場合は名前を付けて保存でshpファイルなどに保存すれば次回も見ることができます。
2.4までは仮レイヤでもshpファイルを作成するしかありませんでしたので、すごく便利になりました。