測量士試験合格体験記

今年4回目の受験にしてようやく測量士試験に

合格することができたので来年以降受験される方の

参考になればと思い合格体験記を書きます。

まず測量士試験について簡単に説明します。

測量士試験は毎年5月下旬に行われ

午前試験、午後試験に分かれています。

午前試験は5択のマーク形式、午後試験は記述形式です。

午前試験、午後試験の平均で65%以上得点できていれば

合格となります。

但し、午前試験の得点が50%を切る場合は午後は採点されません。

試験科目については下記のリンクを参考にしてください。

http://www.gsi.go.jp/sokuryosidou/sokuryosidou40002.html

また、下記リンク先のQ6にあるように

http://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/QandA.html

例年10%前後の合格率で推移する試験ですが

昨年はそれまでと少し出題傾向が変わり

合格率が5.2%と例年の半分ほどに下がりました。

昨年こそ少し出題傾向は変わりましたが

基本的には毎年同じような問題が出されているので

試験対策としては過去問ベースで進めていくのが効率的です。

 

私自身最初の2年は測量協会から出されている

テキストを頭から全部やろうと意気込んでいたのですが

総ページ数が約700ページほどあるテキストなので

内容の難解さも相まって途中で挫折してしまい

ほとんど勉強をしないまま試験に挑んだため

散々な結果に終わりました。

おそらく午後の採点はされていないでしょう。

 

3年目となる昨年はそれまでとやり方を変えようと

過去問ベースで対策を立てる方法に変更

ゴールデンウィーク明けから勉強を開始し

試験日までの約2週間

午前試験の過去問を中心に勉強を進めました。

 

結果、またしても不合格でしたが

午前試験の対策に力点を置きすぎて午後試験の対策が

疎かになっていたのが合格できなかった主な要因で

午後試験の対策さえしっかりすれば合格できそうだという

手応えを掴むことができました。

 

そして今年、情報処理技術者試験を受験していたため

4月下旬から測量士試験に向けての勉強を開始

ゴールデンウィーク明けまでは午前試験の過去問を解いて

分からないところがあれば測量法や作業規程の準則などで

調べるという方法で5年分を2回やりました。

但し、計算問題は空で答えを導き出せるまで

繰り返し解いたので3回以上解いている問題もあります。

ゴールデンウィーク明けからは午後試験の必須と

自分が選択する問題(No3 地形・写真測量、No4 地図編集)

過去5年分を1回だけやりました。

計算問題については午前同様繰り返し解きました。

午後試験の問題は一見、制限時間に対して分量が多く感じますが

これも午前と同じで毎年同じような問題が出されているため

5年分もやれば案外いいペースで解けるようになります。

 

測量法や作業規程の準則の内容で

頭に入っていない箇所も多々ありましたが

午前試験は8割以上、午後試験は6割程度は得点できるだろう

という感触を持って試験当日を迎えました。

 

当日は午前試験が終わった段階では

今年も合格は無理かもしれないと

思うほど手応えがなく少し焦りましたが

午後試験の対策が功を奏して

午前と同程度の得点を取ることができ

無事合格することができました。

地理院から発表された解答と自分の答案から自己採点したところ

午前は70%ちょっと、午後も大体70%は取れていたと思います。

大学時代に期末試験に向けて勉強したとき以来

これほど勉強をしたことはなかったので

合格発表で自分の受験番号を確認したときの感動は一入でした。

 

秋には4月に受けて残念な結果に終わった

情報処理技術者試験があるので

測量士試験合格で味わった感動をもう一度味わうために

また3か月間勉強を進めていきたいと思います。

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